溶存ガス浮上装置プロセスは主に3つの部分から構成され、すなわち圧力溶存ガスシステム、溶存ガス放出システム及びガス浮遊分離システムである。

1.圧力溶存ガスシステム。

これには、ポンプ、空圧機、圧力溶存ガスタンク、その他の付属設備が含まれています。その中で圧力溶存ガスタンクは溶存ガスの効果に影響する重要な設備である。空圧機による給気方式を採用する。エアフロート法に必要な空気量は少なく、電力の小さいエアプレスを選択し、間欠運転方式を採用することができる。また、空圧機の給気により、ポンプの圧力が大きな朱損をしないようにすることもできます。一般的にポンプからガス溶解タンクまでの圧力は約0.5 MPaであるため、エネルギー消費を節約することができる。

2.溶存ガス放出システム。

一般的には、放出器（または穿孔管、減圧弁）と溶存ガス水管路から構成されています。溶存ガス放出器の機能は、圧力溶存ガス水を消エネルギー、減圧により、水に溶存するガスをマイクロバブルの形で放出し、迅速かつ均一に水の不純物に接着することができる。

3.浮上分離システム。

一般的には、平流式、縦流式、統合式の3種類に分けることができます。その機能は一定の容積と池の表面積を確保し、マイクロ気泡群と水中の凝集体を十分に混合、接触、接着させ、帯気凝集体と清水の分離を保証することである。

溶存ガス浮上装置の動作原理説明：

空気圧縮機で空気タンクに送られた空気は、噴流装置を介して溶気タンクに持ち込まれ、0.35 Mpa圧力で強制的に水に溶解され、溶気水が形成され、空気浮遊槽に送られる。突然放出された場合、水に溶解した空気が析出し、大量のマイクロ気泡群が形成され、ポンプで送られてきた薬物添加後に凝集している汚水中の懸濁物と十分に接触し、そして緩やかな上昇過程で凝集した懸濁物に吸着し、その密度を低下させて水面に浮上させ、SSとCODcrを除去する目的を達成した。

溶存ガス浮上装置のプロセスフロー説明：

ポンプは調整池から原水を反応池に引き上げる。凝集剤は吸水管（ポンプ前）に投入し、羽根車を経て反応槽に混合して凝集し、廃水の性質によって反応槽の強度と反応時間を調整しなければならない。反応後の凝集水はガス浮遊池の接触区に入り、溶存ガス放出器から放出された溶存ガス水と混合し、この時水中の凝集粒と微小気泡は互いに衝突して付着し、ガスフロックを形成して浮上し、分離区で固液分離を行い、水面に浮上したスラグはスラグ掻き機でスラグ排出槽に掻き取られて排出される。清水は穿孔集水管から集水槽に集められて流出する。一部の清水は還流水ポンプを介して加圧された後、溶気タンクに入り、タンク内で空圧機からの圧縮空気と接触して溶解し、飽和溶気水はタンク底から配管を通って放出器に供給される。